ピティナ指導者セミナー

GWはいかがお過ごしでしたか?
私は先日ピティナ指導者セミナーに参加しました。

大変勉強になりました。
ピティナで有名な指導者が沢山聞きにいらしていて、同じ空間にいる事に緊張してしまいました。

先生方はご自分のセミナーをする程指導力があって、生徒さんはコンクールでも全国大会などどんどん入賞しているのに、こうやっていつも勉強されていると思うと、つくづく感心します。いつか先生方のようになりたい。。

セミナーの内容は芸大教授の多美智子先生の公開レッスンと秋山徹也先生の作品解釈でした。

多先生のレッスンは本当に凄かったです。良い指導者は、その人に何が一番足りていないか瞬時に見抜きます。
そして適切なアドバイスで良い演奏へと導いていく、その的確さが素晴らしかったです。

さらに勉強になったのは、生徒さんと意見を交わし議論している様子でした。

私も時々、この曲はどんな場面か、どう変わったか、どんな音の雰囲気かなど答えてもらう事があります。
今自分の弾いた音はどうだったか?

しかし考えて答えるという事は時間のかかる作業ですね。自信がなかったり、不安だったりするとあっという間にレッスン時間が過ぎてしまいます。

答えを教えるのは簡単です。
しかし演奏をするという事は自分の言葉で相手に伝える事と同じですので、間違ってもいいのでまず自分の意見を持つ事が大切かなと思いました。

議論を交わすと時間も倍かかり、忍耐も必要ですが、考えを言葉に移し、自分の伝えられる言葉を探す事が、人に伝わる演奏をする事に繋がるというお話が、とても衝撃的でした。

そして基本はとても大切で、原形をしっかりとらえてから自分のオリジナルを加える。原形が分からないうちから色づけしたら全く違う絵になってしまうというお話もとても為になり、衝撃的な講座でした。

自分の演奏にも繋がる部分がありました。少しずつ、生徒さんと議論を交わせるように成長してもらえたら嬉しいなと思います。

最後に、生徒は先生が成長する為の相手を務めてくれている。という多先生の言葉には、とても共感しました。
生徒さんあっての自分だといつも感じています。

これからも頑張りたいと思います(^^)

20130507-003507.jpg